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フランス:ニカブ着用理由に交通違反で摘発…「視界遮る」 - 毎日jp(毎日新聞)
フランスで、イスラム教徒の女性(31)がヘジャブ(かぶりものの総称)の一種で目だけを出すニカブ姿で車を運転し、「視界を遮る」として交通違反で摘発された。女性側は当局を人権侵害で告発したという。ニカブやブルカ(ヘジャブの一種で顔をすっぽり覆う)の全面禁止法案を巡る国会審議を前に、政治問題に発展する可能性もある。
関係者によると、女性は今月初め、仏西部ナントで車を運転中、警官に停止を命じられ22ユーロ(約2800円)の罰金を科された。警官は「あなたの国の事情は知らないが、フランスの事情は違う」と発言。女性は「私はフランス人だ」とニカブを外したという。
女性の弁護士は「フルフェースのバイクヘルメットの方が視界を遮る」と反発。AFP通信によると、政府幹部は「女性の夫はアルジェリア出身で、(原理主義者に多いとされる)複数の妻を持っている可能性がある。調査次第で(原理主義者の疑いが強まれば)夫はフランス国籍を失う」と移民省に報告したという。
フランス下院は来月、社会全般でのニカブやブルカなどの全面禁止法案を審議する。今回の摘発について、野党の社会党幹部は毎日新聞に「政治的だ」との見解を示した。